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名称 : 泳宮のフウ |
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所在地 : 岐阜県可児市久々利1606-4 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2018/11/30 |
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指定 : 可児市指定天然記念物 (S53年2月1日指定) |
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アクセス : 【車】東海環状道・可児御嵩ICから国道21号を西に400m、「柿田」を左折し県道381号を2.1km、「二野・羽崎」を左折し県道84号を2km、「可児歴史資料館」の看板がある交差点を右折し200mで右折し200m。 |
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「泳宮」と書いて「くくりのみや」と読みます。地名も漢字は違うけれど同じ読みの「久々利」(くくり)です。ここ泳宮は万葉集にも読まれた地名で、乙姫伝説があるとか。
日本書紀によると、「景行天皇が景行天皇四年(西暦74年)に美濃に行幸した時、お側の者が『この国に佳人がいて、名を弟媛(おとひめ)といいます。容姿端麗で、八坂入彦皇子の娘です』と伝えます。天皇は弟媛にあうために泳宮(くくりのみや)で鯉を池に放ち弟媛が出てくるのを待ち伏せます。鯉が見たいと出てきた弟媛は、"私の姉の八坂入媛は私よりも容姿端麗で、貞潔だから後宮に入れてください”と頼み、天皇はそれを聞き入れる。」という話になっています。
本当かどうかはあまりにも古いことでわかりませんが、伝説ということで。さてフウの木はお祭りに使う2輛の山車を入れておく蔵の横にあります。
フウの木は中国中南部や台湾が原産で、日本には江戸時代の享保年間(1716-36)に庭木として移植されました。フウはマンサク科の落葉高木で、訪問したときは大分紅葉が進んでいました。
泳宮は遺跡公園になっており、中央にはケヤキの巨木があり、ムクノキの古木もありました。
(HP管理者) |
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