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名称 : 甘南美寺の桜・モミ・ハナノキ |
●桜の種類:エドヒガンザクラ |
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所在地 : 岐阜県山県市長滝27-11 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2018/4/2 |
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指定 : 岐阜県指定天然記念物(桜;S43年8月6日指定)、山県市指定天然記念物(花の木の大樹;S43年2月18日、モミ;S43年5月15日指定) |
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アクセス : 【車】東海環状道・関広見ICから国道418号を北西に15.3km、山県北消防署前の交差点を左折し県道200・91号を6km、右折し県道174号を3.3km、左折すると駐車場があります。 |
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甘南美寺(かんなみじ)の参道前に広がる伊自良湖は、1966年に造られた灌漑用の人造湖です。ちょうど湖畔の桜も見頃を迎えていました。甘南美寺の桜はエドヒガンで、山門に向かって右手にあります。市の天然記念物のハナノキとモミは石段を上がった本堂の右手にあります。
甘南美寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、美濃西国三十三観音霊場13番札所でもあります。本尊は千手観世音菩薩像で、秘仏になっています。創建ははっきりしませんが、伝承では、高阿弥、那智阿弥の行者夫妻が伊勢に参籠する事一千日、満願の日、宮川のほとりにて此の本尊を授けられ、夢想の霊験により当地に来り釜ヶ谷の山頂に安置したといいます。
寺号の「甘南美」は神を祀る領域をあらわす「神奈備」を根拠としたものと思われます。
県の天然記念物に指定されているエドヒガンの巨木は、推定樹齢350年といわれ、幹には苔が張り付き、いかにも古木らしい風情です。花はエドヒガンですから小ぶりの白色で、華やかさには欠けますが、可憐という言葉がぴったり。
市の天然記念物のハナノキは地上1m程で2幹に分岐しています。岐阜県には天然記念物のハナノキが多くあり、自生地など5カ所が国の天然記念物に指定されています。残念ながら真っ赤な花は散って、地面を赤く染めていました。
(HP管理者) |
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