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名称 : 宝暦治水の松 |
●樹種 : 日向松(アカマツの一種) |
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所在地 : 岐阜県大垣市上石津町宮218-4 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2016/11/3 |
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指定 : 大垣市指定景観遺産 (H22年10月1日指定) |
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アクセス : JR東海道線・大垣駅から名阪近鉄バス「時」行きに乗り「宮」で下車しすぐです。 【車】名神高速・関ヶ原ICから国道365号を8.6km、「下多良」交差点を右折し南に1.2km。駐車スペースがあります。 |
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大神神社に向かっていると旧街道沿いに松の木があり、説明板が目に入りましたので空き地に車を停めました。説明板では「宝暦治水の日向松」とあります。宝暦治水とは有名な薩摩藩による木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の治水事業のことですです。
この松は、江戸時代の宝暦4年〜5年(1755-56)に行われた御手伝普請(宝暦治水)を終えた薩摩藩士達が、水奉行を務めていた高木家の陣屋に、薩摩から松を取り寄せて植えたものの1本と伝えられています。
松の種類は、海津にある木曽三川公園・千本松原に植えられているものと同じ「日向松」(アカマツの地方種)です。松並木になっていたそうですが、そんな松も戦後のものがない時代に燃料として切られ、現在では東高木家の屋敷跡(旧上石津町役場跡でもあります)に残るこれが最後の日向松の大木です。
すぐ前の西高木家の屋敷跡は「旗本西高木家陣屋跡」として国史跡に指定されており、傍には歴史資料館もあります。単なる1本の松ですが、その背景には色々な物語が隠されています。いままでに「宝暦治水」を題材にした歴史ドラマはなかったような気がしますが。ハッピーエンドではないので映像化しにくいのかも。
旧伊勢街道を南に50mほど行くと「大神神社社叢のスギ」があります。
(HP管理者) |
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