(長野県下諏訪町) 更新:2020年12月(20)
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専女のケヤキ
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/7. 07m、樹高/30m。樹齢推定/1000年。 幹周実測値/7. 94m。
専女のケヤキ
左後方に見える専女社のご神木になっています。
専女のケヤキ
専女社から見ると大きな空洞が開いています。
専女のケヤキ説明板
下社秋宮の駐車場からは一段高い場所にあります。
専女のケヤキ
専女のケヤキの全体写真。大きな空洞があるにもかかわらず非常に元気そうです。
専女のケヤキ
幹は地上約5m付近で二又に分かれて枝を広げ、樹冠の広がりは20m四方にも達します。
専女社と御神紋の木・梶 梶の木の葉
梶の木の後が専女社。 諏訪大社の神紋・梶の木の葉。
専女のケヤキ説明板
名称 : 専女の欅 樹種 : ケヤキ
所在地 : 長野県諏訪郡下諏訪町上久保5811付近 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/26
明神梶     諏訪梶
指定 : 下諏訪町指定天然記念物 (S56年1月26日指定)
アクセス : JR中央本線・下諏訪駅から北東に650m、徒歩12分。 【車】長野道・岡谷ICから下諏訪岡谷バイパスを東に700m、「今井上の原」を右折し600m、「今井」を左折し国道20号を東に4km。下社秋宮前の土産店駐車場のそばにあります。
諏訪大社下社秋宮の鳥居前にある「おみやげ処・専女八幡」の駐車場の端っこに「専女のケヤキ」があります。写真のようなケヤキの巨樹ですからすぐに分かりますよ。秋宮社叢とは別に単独で町の天然記念物に指定されており、専女社の御神木でもあります。専女は稲女(とうめ)のことで、「食物をつかさどる神」とあります。
 専女の欅は、専女社と相対する側が大きな洞(うろ)になっています。何度か火災に遭ったそうで、皮一枚の状態ですが枝葉は繁茂しており元気そうです。
 専女社の前に「御神紋の木・梶(かじ)」が植えられていました。諏訪大社の神紋は「梶の木」ですが、下社と上社では微妙に図柄が異なり、上社の梶紋は「諏訪梶」呼ばれ、木の根に当たる部分が4本、これに対して下社の梶紋は「明神梶」と呼ばれ、根に当たる部分が5本となります。
 上社と下社でカジ紋が違うのは、同じ「諏訪大社」の名前を持ちながら、実は別々の神社だった頃の名残りが現代まで受け継がれているからなのです。神紋だけを見ても諏訪大社の複雑な歴史が見て取れます。
 諏訪大社には梶の木が何本か植えられていますが、巨木と言えるようなものはありません。カジノキは暖地性の植物なので、諏訪地方では余り長く生きられないようです。クワ科コウゾ属の落葉広葉で、葉の形状には多くのバリエーションがあります。写真の葉はごく普通の楕円形でした。
 近くには「青塚古墳のケヤキ」があります。それでは次回から下社秋宮の社叢を訪ねることにします。「恵比寿社のケヤキ」、「根入りの杉」、「下社秋宮のケヤキ」の3本です。
(HP管理者)
専女のケヤキ マップ

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