(長野県諏訪市) | ●更新:2020年12月(26) |
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●【キハダ】 第八十二文化財団のHPでは、幹周/2. 94m、樹高/12m。幹周実測値/3. 27m。 | |
●キハダは隅櫓のそばにあり、周囲にはケヤキやマユミの巨木があります。説明板では樹齢推定約150年。 | |
●キハダは、樹皮を剥いで煮詰めて煎じ、胃腸薬として用いられていました。根元にコブがあります。 | |
●キハダは諏訪市の市木として指定されています。 | |
●キハダの説明板 | |
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●【カツラ】 幹周実測値/4. 09m、樹高/約20m(目測)。 | |
●【カツラ】 後方には市の天然記念物「フジ」が見えます。 | |
●【カツラ】 黄葉がきれいですね。 | |
●高島城天守閣。屋根をよく見るとこけら葺きです。 |
● | 名称 : 高島城公園のキハダ・カツラ | |
● | 所在地 : 長野県諏訪市高島1-20-1 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2020/10/26 | |
● | 指定 : 諏訪市指定天然記念物 (キハダ S58年3月24日指定) | |
● | アクセス : 【車】中央道・諏訪ICから北西に諏訪バイパス→県道487号を3.4km、「六斗橋」を右折し1km。公園の駐車場あり。 | |
● | 高島城は江戸時代の270年間にわたり諏訪氏の居城となっていました。諏訪大社上社の大祝(おおほうり)を務めたのが諏訪氏でした。 「大祝」とは、諏訪明神の依り代(よりしろ-神霊が宿る対象物)であり、現人神(あらひとがみ-生き神様)として、諏訪社(上社・下社)の頂点に位置した神職です。 上社大祝は、古代から近世末に至るまで世襲され、「諏方(すわ)氏」を名乗りました。・中世までは、諏訪の領主として政治権力も握っていましたが、江戸時代に入り、「藩主諏訪家」と「大祝諏方家」ができ、完全に政教分離がなされました。さらに明治維新に至り、神官の世襲制度が廃止されたため、大祝職も廃止されました。(以上諏訪市のHPより) キハダは前回紹介した「冠木門前のケヤキ」の奥にあり、隅櫓の前にあります。キハダは薬用植物として重要で、よく知られている薬には「陀羅尼助丸」(だらにすけがん)があります。 「キハダ」は、ミカン科キハダ属の落葉高木で、日本全国及びアジア東北部に分布します。名前の由来として、樹皮の内皮が鮮やかな黄色を呈していることから、「黄膚」「黄檗」と書きます。染料や防虫剤としても有用で、古来から重用されてきました。 カツラの木は天守閣への入口そばにあり、ちょうど黄葉が美しい時期でした。単幹のカツラで、幹周は4m程ですが、大きくなってほしいものです。城内には市の天然記念物に指定されている「フジ」がありますが、花の時期ではないのでパスしました。 (HP管理者) |
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No.2176 | ||