(高知県大豊町) 更新:2020年11月(20)
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杉の大杉
環境省巨樹巨木林DBでは、(南株)幹周/15. 60m、樹高/57m、(北株)幹周/11. 43m、樹高/50m
杉の大杉
写真左が南株、右が北株です。広角レンズを使用し、17mmで撮影しました。
杉の大杉
右手前が南株です。こちらから見ると修復の跡が見えません。
杉の大杉(北株)
【北株】 大枝が途中で切られているのが見えます。
杉の大杉(南株)
【南株】 こちらの方が幹周りが太いとあります。確かに凄い大きさです。
杉の大杉
2本の大杉の前には「特別天然記念物 杉ノ大杉」の石碑があります。
社殿側から見ると、南北2本共に大きな修復の跡があります。右が北株。
杉の大杉(北株)
【北株】 南株とは根元でくっついています。
杉の大杉(南株)
【南株】 雄大な樹冠を見せています。
杉の大杉と八坂神社拝殿
八坂神社拝殿とその右に「杉の大杉」があります。大杉の周囲には木道が巡らされています。
杉の大杉説明板
杉の大杉説明板。樹齢3000年とありますね。
名称 : 杉の大杉
所在地 : 高知県長岡郡大豊町杉794 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/13 杉の大杉マップ
指定 : 国指定特別天然記念物 (S27年3月29日指定)
      新日本名木100選
アクセス : JR土讃線・大杉駅より徒歩約15分。 【車】高知道・大豊ICから国道439号を南東に700m、右折し国道32号を南に1.8km、右折し300m。駐車場あり。
杉の大杉は、国指定特別天然記念物であり、また新日本名木100選にも選ばれている巨樹中の巨樹です。地元大豊町のHPによると、
「日本一の大杉として名高い『杉の大杉』は、神話の時代に須佐之男命(すさのおのみこと)が植えられたと伝えられる推定樹齢3000年の巨木です。この大杉は、それぞれ南大杉、北大杉と呼ばれる二株の杉からなっており、二株が根元で合着していることから、別名、夫婦杉とも呼ばれています。」とあります。
 駐車場で200円の参観料を払って八坂神社境内に入ると、すぐ左手に天をつくようにそびえる2本の大杉が見えてきます。南株と北株は根元でくっついています。また南株は形態から何本かの合体木かもしれません。でも南北2本共にその雄大さは筆舌に尽くせませんね。ただ落雷のためか修復の真鍮板が大きく打ち付けられており、これは非常に残念でした。
 かっては樹高68mといわれ、日本一の樹高を誇った杉ですが、現在は南株で樹高57mだそうです。(日本の巨樹・巨木から)
 大杉の周囲にはぐるっと木道が巡らされており、立ち入りが禁止されていますので、幹周を測ることはできませんでした。
 八坂神社は、創始は不明とありますが、平安時代の延喜12年(912年)、京都から来た杉本太郎義家という武士が、この木の根元に祇園牛頭天王、貴船大明神、行基菩薩の三尊像を祀ったのが始まりとの説があります。現在の祭神は素盞嗚命で、昭和の歌姫、美空ひばりさんが崇敬したことでも知られています。
(HP管理者)

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