(香川県三豊市) 更新:2019年1月(24)
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志々島の大楠
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/14. 00m、樹高/40m。
志々島の大楠
三豊市のHPでは、樹齢が1200年以上、根元周囲は12. 2m、高さ約40mを誇るとあります。
志々島の大楠
横に大枝が2本地上50cmほどの所から水平に伸びており、環境省の幹周測定方法だと大枝が邪魔になります。
志々島の大楠
志々島の大楠の前には大楠神社が祀られています。
志々島の大楠
志々島の大楠
大枝の折れた箇所ですが、下側の枝がまだ生きているそうです。
志々島の大楠
地上すぐにほぼ水平に大枝が2本伸びています。
志々島の大楠
壮大な枝張りが特徴で、全容をカメラで捕らえるのが大変です。
志々島の大楠 説明板 「志々島の大くす」の説明板
名称 : 志々島の大楠 志々島の大楠・訪問記
所在地 :  香川県三豊市詫間町志々島172 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/11/3 志々島の大楠マップ
指定 : 香川県指定天然記念物 (S45年4月28日指定)
アクセス : JR予讃線・詫間駅からバス、詫間支所停留所で下車、宮の下港まで徒歩約3分。 【車】高松道・三豊鳥坂ICから西に7.4km。宮ノ下港の無料駐車場に車を駐め、港から定期船に乗り20分。志々島の港から徒歩約20分。
志々島は三豊市詫間港の北西約5.5km沖合にある標高100m余・周囲3.8kmの小さな島です。島民は現在18名ですが、今ではこの大楠を見るために多くの観光客がこの小さな島を訪れます。定期船乗り場から徒歩で約20分、集落の細い道を登り、峠から少し下ると青い海をバックにした大楠が見えてきます。志々島の大楠・訪問記
 志々島にはかつては1,000人もの人が暮らし、農漁業や「花の島」と呼ばれる程、花(か)き業が盛んな島でした。大楠だけでなく、「男はつらいよ」や「機関車先生」のロケ地としても有名になりました。大楠への道端にはロケ時の写真が掲げられています。
 大楠は樹齢1200年といわれており、説明板では根回り12m、枝張り最大26mという巨樹。特に枝張りの大きさは特筆すべきでしょう。地上すぐにほぼ水平に大枝が左右に2本伸びています。こんなに低い所で枝が水平に伸びているのには訳があり、土砂崩れによって幹が数mも地中に埋まっているためだそうです。さすれば本来の幹周はもっと巨大になるかも。
 水平に伸びた大枝ですが、左側(東側)の方の枝は主幹のすぐ側で折れています。先日放送された「神の樹に会う」(NHKプレミアム)の中では、枝の下の方でわずかに繋がっており、さらに先端の方では枝から根を下ろしているそうです。クスノキの生命力はすごいですね。
 大楠の樹から少し登ると、絶景ポイント「楠の倉展望台」があります。こちらにも是非足を運んでください。島の小高い場所にあり、瀬戸内海の島並みや大楠を見下ろすことができます。
 1時間程撮影してからの帰り、定期船乗り場の前にある休憩所「くすくす」で船を待つ間コーヒーを飲みながら女性の店の方にお話を伺うと、大楠の下にある空地にもかっては住居があったそうです。また明日11月4日には大楠の下でコンサートが開かれるとのこと。ちょっと残念でしたが、大楠の写真を撮るには良かったのかも。「Shishijima」のポスターで大楠の下に写っている女性はこの方だそうです。
(HP管理者)

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(白峰宮のクスノキ) (室浜大明神のシンパク)
     
香川県  クスノキ   新日本名木100選
No.1789