(和歌山県日高川町) 更新:2019年2月(6)
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上阿田木神社の重右衛門杉
【重右衛門杉】 環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/6. 50m、樹高/43m。
上阿田木神社の重右衛門杉
重右衛門杉】 根元周囲は台風による倒木で、足の踏み場もありません。
上阿田木神社参道のスギ
参道の大杉。すぐ向こう側には同じ規模の大杉が根っ子から折れて倒れていました。
上阿田木神社参道のスギ
参道の大杉。幹周実測値/6. 18m。
上阿田木神社社殿 上阿田木神社の社殿。台風の被害はないようです。
上阿田木神社由緒 上阿田木神社の由緒。倒木のため正面から写せませんでした。
名称 : 上阿田木神社の重右衛門杉
所在地 :  和歌山県日高郡日高川町初湯川212 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/11/18 上阿田木神社マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 【車】阪和道・有田ICから県道22号を東に4.7km、「徳田」を右折し国道424号を南東に25.6km、左折し150m。境内に駐車しました。
ご覧のように2018年9月4日の台風21号により、上阿田木神社の社叢・社殿は大きな被害を受けていました。なんとか拝殿までの参道は倒木が片付けられていましたが、本殿横の樹林中にある重右衛門杉の周囲は足の踏み場もないほどに倒木が折り重なっていました。参道では幹周/6mもあろうかという大杉が根元近くでバッキリと折れていました。凄まじい風だったのでしょう。 
 由緒書きによれば、上阿田木神社は平安時代初期の延長6年(928年)の創建と伝えられている古社です。祭神は伊邪奈美神(いざなみのかみ)を本殿に祀ります。昔は、上愛徳六所権現と称し、別当寺阿弥陀寺を持つ壮麗な神社でしたが、永禄5年(1562年)の兵火で焼け、元亀2年(1571年)に再建しています。そのときに植林した杉・ヒノキが成長して現在の社叢林となりました。
 重右衛門杉の前の説明板によると、「丹後重右衛門は元禄年間(1688年)の頃愛徳山下で庄屋をつとめ、その先見性と指導力は地区民敬慕の的となっていた。神社への貢献度は高くその功績を記念するため、神社を代表する杉の木に名前が冠せられました。」とあります。この重右衛門杉は折れなかったので幸いでした。
(HP管理者)

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No.1801