(和歌山県那智勝浦町) 更新:2016年1月(9)
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浜ノ宮の大樟
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/7. 40m、樹高/25mと幹周/6. 93m、樹高/22m。樹齢約800年。
浜ノ宮の大樟
2本のクスノキは根元ではくっついています。
浜ノ宮の大樟
鳥居のすぐ右手に2本のクスノキの巨樹があります。
浜ノ宮の大樟2
環境省巨樹巨木林DBに、幹周/6. 04m、樹高/20mとある楠の巨樹と思われ、拝殿右にあります。
浜ノ宮の大樟3
環境省巨樹巨木林DBに、幹周/5. 98m、樹高/20mとある楠の巨樹で、本殿右にあります。
浜ノ宮の大樟 鳥居前
浜の宮王子跡
熊野三所大神社 神社社殿
熊野三所大神社御案内 神社案内
補陀落山寺 補陀落山寺
補陀落渡海 補陀落渡海船(復元)
名称 : 浜ノ宮の大樟
所在地 : 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮350 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2015/10/19 浜ノ宮の大樟マップ
指定 : 指定なし
アクセス : JR紀勢本線・那智駅から北西に150m。 【車】国道42号線・那智駅前交差点を西に折れるとすぐに補陀落山寺の駐車場があります。
案内板によれば、古来「渚の宮」、「浜の宮王子社」、「熊野三所権現」と称せられ、補陀落山寺との神佛習合の形態が今に残り、本殿のすぐ前で参拝ができる数少ない神社とのこと。ご祭神は、家津美御子大神、夫須美大神、速玉大神。
 熊野三所大神社(くまのさんしょおおみわしゃ)と補陀落山寺(ふだらくさんじ)は隣同士にあり、神社は九十九王子のひとつである浜の宮王子の社跡に建っています。
 大樟を訪問する前に世界遺産に登録された補陀落山寺にお参りしました。そしてお寺の方に補陀落渡海のお話をゆっくりと伺えたことはとても幸でした。
 那智の浜から生きたまま船に乗せ、観音浄土すなわち補陀落山に往生しようという宗教儀礼として有名なのが補陀落渡海です。現在25名がお寺の前の石碑に記録されていますが、お話では最近の研究で28名だということ。境内には復元された補陀落渡海船が置かれていました。本当に小さな小船で、ボートに毛が生えた程度で、太平洋の荒波にあえばすぐにでも沈没してしまうようなものです。このお話は井上靖の小説「補陀落渡海」でも有名ですね。
 大クスは熊野三所大神社の鳥居付近に2本の根元で繋がった大楠があり、さらに拝殿横と本殿横に1本づつあります。4本共に腐朽などのない健康な大楠で、これからもこの歴史ある神社と寺院を見守ってくれるでしょう。
(HP管理者)

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No.1142