(和歌山県紀の川市) 更新:2017年6月(16)
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福琳寺のクスノキ
環境省巨樹巨木林DBには登録がありません。幹周実測値/4.17m、樹高(目視)/約15m。
福琳寺のクスノキ
参道の左手にクスノキ、正面には本堂。
福琳寺のクスノキ
参道のそばにクスノキがあります。
福琳寺のクスノキ
腐朽箇所も見当たりません。
福琳寺の文化財 福琳寺の由緒と文化財説明板。
名称 : 福琳寺のクスノキ
所在地 : 和歌山県紀の川市豊田576 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2017/5/2 福琳寺マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 【車】京奈和道・紀の川ICから西に2km。
紀の川市役所近くにある「大井邸のイブキ」を目指していると大きなクスノキが目につきましたので訪問しました。境内には牡丹も満開でした。
 由来によれば、宝亀元年(770年)の創建といいますから、紀伊国分寺や粉河寺と同じ時期の古い寺院です。現在は真言宗の寺院。
 寺伝の書物によると、「宝亀元年、豊田に住む高僧・沙門信行が弥勒菩薩を篤く信仰していたが、あるときよそに移ることになり弥勒菩薩を持って行こうとすると弥勒菩薩は豊田の地を離れることを深く悲しみ、その夜、長くこの地に住みようにとお告げになり、そこで信行は豊田に寺を建立し、慈氏寺と名付けた。これが福琳寺の始まりといいます。平安時代中期には一条天皇の勅願寺となり、七堂伽藍が整いましたが、天正13年(1585年)の秀吉の根来攻めの余波を受けて七堂伽藍は焼失しました。」(紀の川市の広報から)
 現在の堂宇は江戸初期の再建ですが、多くの仏像などが残る由緒ある寺院です。クスノキは参道の左手にあり、幹周4m余りですが、これから大きくなるでしょう。
(HP管理者)

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No.1494