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名称 : 妙勝寺の大クスノキ |
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所在地 : 兵庫県淡路市釜口1163 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2014/9/26 |
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指定 : 兵庫県指定天然記念物 (S55年3月25日指定) |
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アクセス : 東浦バスターミナルより淡路交通バス洲本行きで約10分、「釜口」で下車し、西に徒歩約20分。 【車】国道28号線の釜口交差点に「妙勝寺」の表示がありますので、表示に従い約1kmで駐車場に着きます。 |
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正式な県天然記念物指定名称は「妙勝寺の大くすの木」です。淡路市にある妙勝寺は、室町幕府を開いた足利尊氏に関する伝説が残る日蓮宗の寺院です。
南北朝時代の建武3年(1336年)2月、足利尊氏は楠木正成と新田義貞の軍に敗れ京を追われて九州へ落ちのびる事になりました。その途中、沖で風待ちのため船を泊めていて、山上の燈火を見た尊氏がその場所に立ち寄ったところ、住職から「妙に勝つ」という寺の名を聞き、「軍勝利を得るべき前兆である」と太刀1振を奉納しました。その甲斐あってか、やがて態勢を立て直した足利軍は湊川の戦いで楠正成を破って京に上り、室町幕府を開いたという伝説が残ります。
大クスは隣接する墓地の真ん中にどっかりと繁茂しており、その樹冠は幹を中心として30mにもなるという壮大さです。このような壮大な樹冠は淡路島はもちろん兵庫県下でも有数のものです。
消えかけている説明板によると「このクスノキの樹形は、元々隣在していた2本のクスノキが、成長するにつれて、幹が下部で融着したものと考えられている。また、西暦1336年、当寺に参詣した足利尊氏の家来が、樟(クスノキ)を楠木正成(くすのきまさしげ)として樹幹を切りつけたため、現在の樹形になったとの伝説もある。」とのことです。
(HP管理者) |
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