(大阪府和泉市) | ●更新:2008年10月(6) |
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●根元から左右2本に分かれており、説明板では、幹周/11. 0m、樹高/21m。東側(写真右側)幹周/5. 8m、西側幹周/6. 9m。かって中央にあった主幹が失われた後、両側に芽吹いたものと考えられます。 |
●稲荷社の正面から見た「葛の葉稲荷のクス」。赤い鳥居の右側の石碑には「恋しくば 尋ね来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」と記されています。 |
●信太森神社の石碑が立つ 神社の門前。 |
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●和泉市指定天然記念物の 説明板。 |
● | 名称 : 葛の葉稲荷のクス | |
● | 所在地 : 大阪府和泉市葛ノ葉町1-11-47 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2008/7/12 | |
● | 指定 :和泉市指定天然記念物 (H15年3月28日指定) | |
● | アクセス : JR阪和線・北信太駅下車、南に徒歩5分。 | |
● | 信太森葛葉稲荷(しのだのもりくずのはいなり)神社が正式な名称です。江戸時代に浄瑠璃・歌舞伎に取り上げられた「葛の葉」伝説の地で有名です。 クスノキは江戸時代の文献には「千枝のクス」、「千恵(智恵)のクス」とも呼ばれており、大きく二本の主幹が分かれていることから「夫婦楠」とも呼ばれているそうです。 葛の葉伝説は、昔(10世紀)、現在の大阪阿倍野に住んでいた阿部保名(やすな)が零落した阿部家の再興を願うため、信太森稲荷神社に日参していたとき、数人の狩人に追われた白狐を助けたが、手傷を負ってその場に倒れてしまいました。保名に助けられた白狐は葛の葉という女性に化けて保名を介抱します。やがて二人は夫婦となり、童子丸という子供(後に陰陽師で有名な安倍清明)を授かります。しかし、童子丸が5歳の時、正体がわかってしまい、葛の葉は泣く泣く信太の森へと帰っていきます。 家を去るとき、障子に残した一首が、有名な「恋しくば尋ねて来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」とされています。どこまで本当の事か分かりませんが、私が住む阿倍野区には安倍晴明生誕の地とされている安倍清明神社があります。 (HP管理者) |
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No.154 | ||