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名称 : 才ノ神のフジ |
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所在地 : 京都府福知山市大江町南有路 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2016/5/1 |
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指定 : 京都府指定天然記念物 (S52年3月29日指定) |
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アクセス : 京都丹後鉄道・大江駅から市営バスで「南有路」下車、徒歩15分。 【車】綾部宮津道路・舞鶴大江ICから国道175号を約6km、左折して「大雲橋」をわたりすぐ左折、50m先を右折し、谷間を約1.6km行くと藤棚とその奥に大きな駐車場があります。 |
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才ノ神のフジはヤマフジで、ノダフジに比べると花穂(かすい)は30cm〜40cmと短く、花穂の長い「ノダフジ」のような華やかさはありません。しかし、このような大きな「ヤマフジ」はとてもめずらしく貴重な藤の木です。
かっては幹周7.9mもあったという樹齢2000年といわれるケヤキの大木にからまり、6本のフジが立ち上がっており、神木として大切にされてきましたが、度重なる落雷でケヤキの枝が折れ、根元には大きな空洞ができてしまいました。それでも藤の木は鉄骨の藤棚いっぱいに花穂を垂らしていました。マメ科の植物らしく莢(さや)も垂れていました。
フジの傍には才ノ神の小祠があり、信仰の歴史は古く、第十代崇神天皇の時代にさかのぼるそうです。「才ノ神」は、八衢比古命・八衢比売命・久名戸神の三柱を祀りますが、道祖神として旅や航海の守護神、婦人病、縁結びの神、安産の神、子孫繁栄の神として信仰を集めています。
訪問した日はまだちょっと満開には早かったようですが、多くの見物客がありました。1週間後の5月8日(日)に「才ノ神の藤祭り」が行われるとのこと。詳細は地元の方が作成しているHP(才ノ神の藤)がありますので、訪問時の参考にして下さい。この才ノ神の藤を守っているのは南有路三小区(南三区)、戸数39戸の小さな集落の方々です。
またここに来る道の途中には「普門寺の野田藤」がありますので、ぜひ立ち寄って見てください。
(HP管理者) |
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