● |
名称 : 乙訓寺のモチノキ |
●樹種 : クロガネモチ |
● |
所在地 : 京都府長岡京市今里3-14-7 |
○地図リンク提供:マピオン |
● |
撮影日 : 2016/11/12 |
 |
● |
指定 : 長岡京市指定天然記念物 (H7年11月3日指定) |
● |
アクセス : 阪急京都線・長岡天神駅から阪急バス「光明寺」方面行きで「薬師堂」下車、300m、徒歩6分。 【車】京都縦貫道・長岡京ICから北に2.3km、薬師堂バス停を右折し東に300m、左折するとすぐにお寺の駐車場があります。 |
● |
「乙訓寺のモチノキ」という指定名称ですが、樹種はクロガネモチです。昭和9年の室戸台風で幹が折れ、近年枯れ枝が目立ち始めたそうですが、治療の効があり樹勢が戻ってきたそうです。灰白色の幹の色、樹肌の凹凸・瘤、枝のくねくねとした曲がりがクロガネモチの特徴です。
乙訓寺は真言宗豊山派長谷寺の末寺になります。京都の西山、長岡京市にあり長岡天満宮ともそう距離がありません。今回は阪急長岡天神駅から歩いて行きました。寺伝によれば、推古天皇の勅願により聖徳太子が開いたとされます。
延暦3年(754年)に桓武天皇がこの乙訓の地に遷都し、長岡京を造られたときには京内七大寺の筆頭として乙訓寺を大増築しました。延暦4年(785年)に早良親王(桓武天皇の弟)が幽閉された地であり、弘仁2年(811年)には空海(弘法大師)が別当となった寺院としても有名です。
境内には弘法大師ゆかりの「菩提樹」、「柑橘樹」があります。京都には有名な寺院が非常に多くあるため、乙訓寺はさほど有名ではありませんが、歴史上の大事件を物語る貴重な寺院です。
(HP管理者) |
|