（京都府京丹後市）

●更新：2014年11月(12）

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●本堂への石段脇のスダジイです、幹周/6. 32m、樹高/16m、推定樹齢/400年。

●京都の自然200選の標識がシイノキの前に立っています。

●このシイノキは多宝塔の右にあります。幹周は縁城寺で最大かも知れません。

●多宝塔横のシイノキの根元には石仏が2体ありました。

●庫裏内にあるシイノキ。門を挟んでもう１本あったそうです。

●庫裏とシイノキ

●縁城寺本堂。かなり痛みが来ています。
●多宝塔初層。丹後震災で相輪が折れ、昭和38年の豪雪により二層目が倒壊し仮屋根がのせられています。
●宝篋印塔（重要文化財）で、室町時代の正平6年(1351年)の銘があります。

●縁城寺の文化財説明板 　千手観音菩薩立像（国重文） 　石造　宝篋印塔（国重文）など

●	名称　：　縁城寺のシイ林	●樹種　：　スダジイ
●	所在地　：　京都府京丹後市峰山町橋木873	○地図リンク提供：マピオン
●	撮影日　：　2014/9/12
●	指定　：　京都の自然200選 （H3年6月14日選定）
●	アクセス ： 【車】峰山から県道663号を北に3.2km、右・縁城寺の表示に従い約500m行くと縁城寺の駐車場があります。
●	前日の夕方に訪問したのですが、ちょうど雨が降り始め急に暗くなり、手ぶれなどでうまく写真が撮れませんでした。でも縁城寺住職の奥様にはいろいろとお寺の話や地域の話をしていただき、とても楽しいひとときを過ごせました。 　翌朝、「荒神さんのシイノキ」を訪問した時に、天気も良くなりさほど距離がないので写真を撮り直すために再訪問しました。 　縁城寺は高野山真言宗の寺院で、縁起では「奈良時代の養老元年(717年)に印度の高僧善無畏三蔵来朝し､紫雲の霊瑞を尋ねて当山に来たり千手観音木像を授かり､その由来を記して尊像の天衣に結びて帰唐され給う」とあります。その後、光仁天皇により堂宇が建立され、桓武天皇により「縁城寺」の寺号勅額を給わったそうです｡ 　明治初めの廃仏毀釈や昭和2年（1927年）の丹後震災で多くの建物を失い、さらに昭和38年の豪雪で多宝塔の上層部が崩壊したそうです。それでも多くの文化財を所有しており、「はしきの観音さま」として多くの参拝者があります。 　住職の奥様の話では、観光のお寺ではないので観光バスなどでの参拝は断っているそうです。お寺の森は下刈りなどの手入れをしているそうですが、広大なために大変だそうです。また本堂や多宝塔などの修理をしなければならないそうですが、なかなか費用が集まらないそうで、丹後地方の有名寺院ですが維持管理は大変だそうです。 　「縁城寺のシイ林」は天然記念物の指定はありませんが、京都の自然200選に選ばれています。スダジイの巨樹は現在4本あるそうで、1本目は本堂への石段脇、2本目は多宝塔の右側、3本目は池のたもとの斜面、4本目は庫裏の中庭とのこと。運がよければコウノトリも飛来するとのこと。 （HP管理者）

（延利高森神社のエノキ）		（峰山陣屋跡のエノキ）
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No.900