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名称 : 蓮華寺の一向杉 |
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所在地 : 滋賀県米原市番場511 |
○地図リンク提供:マピオン |
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撮影日 : 2018/6/1 |
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指定 : 滋賀県指定自然記念物 (H14年5月7日指定) |
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アクセス : 【車】北陸道・米原ICから国道21号を西に200m、「樋口西」を左折し県道240号を1.3km、番場宿の石碑のある交差点を左折し200m、さらに左折し200m。駐車場あり。 |
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蓮華寺は米原市の番場宿にあります。現在、お寺と旧中山道との間は名神高速の高架で隔てられています。番場宿は中山道の62番目の宿場で、中世には東山道の宿駅として栄えたところ。長谷川伸の戯曲「瞼の母」に登場する“番場の忠太郎”でおなじみですね。残念ながら私は映画も舞台も見たことがないので、どんな内容かはよく分かりませんが。
蓮華寺は寺伝によれば聖徳太子が建立し、もとは法隆寺と称しました。鎌倉時代に一向上人がこの地の豪族・土肥元頼の帰依を受けて堂宇を再興し、時宗一向派の本山となりましたが、現在は浄土宗になっています。
蓮華寺は何といっても北条仲時以下430名余が自刃した地で有名です。元弘3年(1333年)5月9日、京都の戦いに敗れた六波羅探題・北条仲時は北朝の天子・光厳天皇・二人の上皇を奉じてこの番場の地に至り、大いに戦ったものの衆寡敵せず敗退し、この蓮華寺の本堂前庭にて仲時以下430名余が自刃して果てました。「血の川」と呼ばれる場所もあり、その凄惨さがうかがえます。
さて前置きが長くなりましたが、一向杉は本堂の裏側にあり、地上4m程から大枝が横に伸び、さらに上に大きく伸びているのが特徴です。一向上人を荼毘に付された跡に植えられたと伝えられているので「一向杉」と呼ばれます。
(HP管理者) |
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