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庄内小学校に着くと休日だというのに運動場は野球の練習に来た子供達でいっぱい。父兄の方もたくさん見に来ており、運動場に出てユリノキの写真を撮影できそうにないので、フェンス外や建物との隙間から撮りました。
「みえの樹木百選」、「三重の巨樹・古木」によれば、昭和7年(1932年)、講堂の建築記念にユリノキの苗木が7本届けられたそうです。当時、アメリカで成功した人たちが多く帰国していたので、アメリカの木に対する関心が高かったようです。苗木は、高等科の農業実習で、日よけ用に植えられましたが、新校舎の設立のため切られてしまい、2本が残されたましたが、1本は台風で傾いてしまったそうです。その木は現在、隣接する庄内幼稚園内に移植されています。庄内小学校では第2校歌に『大好きなユリノキ』を作っており、学校のユリノキに寄せる思いが伝わります。
ユリノキはモクレン科ユリノキ属の北アメリカ原産の落葉高木で、ハンテンボク(半纏木)、レンゲボク(蓮華木)、チューリップツリーとも呼ばれます。花期は5〜6月で、チューリップによく似た花を咲かせます。「ユリノキ」と名付けたのは皇太子時代の大正天皇とのこと。
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