(三重県いなべ市) 更新:2016年2月(12)
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南中津原の寝ガヤ
樹叢の中に入ると、幹周が1m程度のカヤノキが寝た状態で生えています。
南中津原の寝ガヤ
倒れているように見えますが、上に伸びずに寝ています。
南中津原の寝ガヤ
樹叢の外から見ると田んぼの中の単なる林のようです。
天然記念物指定名称は「寝榧(ネガヤ)の木」です。
名称 : 南中津原の寝ガヤ
所在地 : 三重県いなべ市北勢町南中津原515付近 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2015/11/1 南中津原の寝ガヤ マップ
指定 : いなべ市指定天然記念物 (H15年3月3日指定)
アクセス : 【車】東海環状道・大安ICから国道365号を北に600m、「三笠橋南詰」を右折し国道421号を東に1.3km、「いなべ警察署東」を左折し県道5号を2.4km、「麻生田」を右折し県道609号を2.7km、右折し80m。
カヤは真っ直ぐに伸びて、大木になる性質があるのですが、中津原にあるカヤの木は地面を這ったように伸びているカヤで、「寝ガヤ」の名前があります。
 カヤには色々な種類がありますが、多雪地では匍ふく状になり、途中から根を出す「チャボガヤ」があり、本種はこれに近い変種とされています。また、この「寝ガヤの森」には、関ヶ原の合戦に敗れた落ち武者が隠れ住んだとの伝説が残されているそうです。
 写真を撮ろうと林の中に入ろうとしても道がありません。やむを得ず、枝をかき分けて林の中に入り込みました。写真のように林の中央部にはやや空間があり、周囲を寝ガヤがぐるっと取り巻いていました。カヤの幹周1mほどですから巨樹ではないんですが、植物学上貴重な樹木と思われます。
 すぐ近くには、これも市の天然記念物「南中津原の大カヤ」があります。こちらは立派なカヤの木です。
(HP管理者)

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No.1170