(愛知県岡崎市) 更新:2012年9月(2)
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山中八幡宮のクスノキ
現地の説明板では、幹周/6. 6m、樹高/21m、樹齢/推定650年。地上2mほどから2本の支幹に分岐しています。
山中八幡宮のクスノキ
地上2mほどから2本の支幹に分岐していますが、この方向からはわかりにくい。
山中八幡宮のクスノキ
左の石段を登ると本殿に行けます。その右に大楠が雄大な樹冠を誇ります。
山中八幡宮本殿
名称 : 山中八幡宮のクスノキ
所在地 : 愛知県岡崎市舞木町宮下8 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2009/10/12 山中八幡宮マップ
指定 : 岡崎市指定天然記念物 (S60年3月6日指定)
アクセス : 名鉄・名電山中駅下車、北西に約1km、徒歩15分。 【車】東名高速・岡崎ICから国道1号を南東に6.3km、「舞木町西」を右折し200m。駐車場あり。
山中八幡宮の祭神は応神天皇、比淘蜷_、息長足姫命です。八幡宮の敷地内に「鳩ヶ窟」(はとがくつ)と呼ばれる洞窟があり、永禄6年(1563年)三河一向一揆で一揆勢に追われた徳川家康が、この洞窟に隠れて難を逃れたといわれています。
 山中八幡宮は、ツブラジイを主とする常緑広葉樹が覆う標高106mほどの小高い丘になっていて、「ヒメハルゼミの生息地」として社叢と共に市の天然記念物に指定されています。ヒメハルゼミは生きた化石といわれ、この地域が暖帯照葉樹林で覆われていた頃から生き残っているものです。ヒメハルゼミは飛翔能力が乏しく、広く分布することができないので、このような田んぼに囲まれた社叢にしか生き残れなかったのです。
 愛知県ビデオコンテンツ「ヒメハルゼミ/山中八幡宮に残された生きた化石」を見るとその生態がよく分かります。
 大楠は神社本殿への石段下にあり、神木として大切にされています。双幹のクスノキですが、見る方角では単幹に見えてしまいます。これからも大きくなりそうな健康なクスでした。岡崎市内では第2位の巨樹です。
(HP管理者)

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