(愛知県新城市) 更新:2019年11月(5)
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能登瀬の大銀杏
ウエブサイト「キラッと奥三河観光ナビ」によれば、幹周/6. 6m、樹高/10m 推定樹齢900年。
能登瀬の大銀杏
イチョウの裏側は民家の庭になっています。
能登瀬の大銀杏
国道とは反対側は大きな空洞があるようです。
能登瀬の大銀杏
国道151号線を新城市から東栄町方面に走っていると、この光景が必ず目に入ります。
能登瀬の大銀杏
イチョウの根元には、庚申塔、巡礼供養塔、御宝前灯篭などが立っています。
能登瀬の大銀杏
落雷による損傷のため横から見ると、国道から見るのと違いかなり薄っぺらい感じ。
能登瀬の大銀杏説明板
能登瀬の大銀杏の説明板。天然記念物の指定はありません。
名称 : 能登瀬の大銀杏 樹種 : イチョウ
所在地 :  愛知県新城市能登瀬白岩21 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/10/5 能登瀬の大銀杏マップ
指定 : 指定なし
アクセス : JR飯田線・湯谷温泉駅から北に850m、徒歩15分。 【車】新東名高速・新城ICから国道151号を北東に11.7km。イチョウから50m北にある公民館に車を駐めました。
新東名高速・新城ICから国道151号線を北へ、湯谷温泉入り口を越えた国道沿いに「能登瀬の大銀杏」があります。雌株で、樹齢は約900年(平安時代)、樹高はおよそ10m、そして幹廻りはかなり大きくて7mもあります。
 説明板によると「天永3年(1112年)に、この村に住む善次という人が、伊豆国三島より銀杏の種を持ち帰り、諏訪大明神の社の境内に蒔き、生えたった後にこの辻に移植して現在に至る八百数十年を経た古い巨樹である。目通り七米のこの巨木は『能登瀬の大銀杏』と呼ばれて遠近に知られてきた。江戸時代後期頃に落雷で損傷したが、諏訪神社の御神木として崇敬され、銀杏では町内最古、最大の姿で悠然と聳え立ってこの里を守り続け、その樹下には庚申塔、巡礼供養塔、御宝前灯篭などが立ち、この里の信仰の聖地となっている。」とあります。
 また伝説では、鎌倉幕府を開いた源頼朝が、平家に追われながら隠れ隠れ関東へ逃げのびて行く道すがらこの付近を通りました。その時頼朝は追手に追われて逃げ場を失い、やっとのことでこの大イチョウの中に隠れ、危うく命を拾ったと言われます。
 国道側から見ると大きな幹周がわかりますが、横から見ると落雷による損傷のため反対側が大きくえぐれており、やや薄っぺらな印象があります。葉の付きが良く、黄葉時は見事なことでしょう。
(HP管理者)

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