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大智院は聖徳太子により開かれたといわれる真言宗豊山派の寺院で、金照山清水寺大智院が正式な名称で、通称「めがね弘法」と呼ばれています。また知多四国霊場第71番札所でもあります。
大智院には「身代(みがわり)大師」という、弘法大師の尊像が安置されており、その身代大師は「めがね」をかけているとのこと。
これには次のようなお話が残されています。安政7年(1860)年、伊予国(現在の愛媛県)から浅吉老翁が自分の目の病気を治そうと知多八十八ヶ所を巡っていました。老翁は盲目で自分の目が治るようにと身代大師へ一心に祈りを捧げると、一瞬にして見えるようになったのです。しかし、その代わりに弘法大師様の左目には傷ができてしまいました。その夜、「老翁のめがねを我にかけよ」という弘法様の夢のお告げにより、以来身代大師「めがね弘法」として広く知られるようになったのでした。
大クスは、境内の外にあり、若狭国(現在の福井県)で不老長寿の薬を授かり、800歳まで生きたという伝説が残る「八百比丘」(やおびくに)が植えたとされ、樹齢1300年余りとあります。不老長寿、開運福徳、商売繁盛、また女性は美貌に恵まれるとあります。
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