(岐阜県下呂市) | ●更新:2019年6月(13) |
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●鳥居を挟んで、向かって左が「雌杉」、右が「雄杉」です。共に国の天然記念物に指定されています。 | |
●【雌杉】 環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/9. 30m、樹高/39m。樹齢1500年といわれます。 | |
●【雄杉】 環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/10. 00m、樹高/35m。 | |
●【雌杉】 根元には空洞があるのか板が張り付けられていました。 | |
●「雌杉」(左)と「雄杉」(右)。幹周10mを超す割には樹高がありません。台風で折れたそうです。 | |
●【雌杉】 主幹は途中で失われており、樹高は15mほどでしょうか。 | |
●【雄杉】 地上1m程から左に伸びていた大枝は切られていました。 | |
●久津八幡宮の由緒 | |
●久津八幡宮弊殿 |
● | 名称 : 久津八幡宮の夫婦スギ | |
● | 所在地 : 岐阜県下呂市萩原町上呂2345-1 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2019/4/12 | |
● | 指定 : 国指定天然記念物 (S31年11月30日指定) | |
● | アクセス : 【車】下呂温泉の国道41号「森」交差点から国道を北に9.8km。右折し高山本線の踏切を渡ると右手に駐車場あり。 | |
● | 久津八幡宮本殿に向かって左の方に2本の大スギがあります。夫婦スギと呼ばれており、右側が「雄杉」、左側が「雌杉」です。共に昭和9年(1934年)の室戸台風で大きな被害を受け、スギの頂部を欠いています。 神社の主祭神は応神天皇。本殿と拝殿は国重文に指定されています。説明板によれば、仁徳天皇の御代(西暦377年頃)飛弾の国に両面宿儺という怪賊がおり、時の天皇は御弟の難波根子武振熊命を飛弾の国に遣わして宿儺を討ち飛弾の国を平定しました。この時武振熊命は、父応神天皇の御霊を祀り武運長久と国土平安を祈られたのが久津八幡宮の始めであると伝えられています。 さらに800年余りの後、平治の乱(1159年)の時、飛騨の国に入国した源義平が武運長久を祈って久津八幡宮に鶴岡八幡宮の神霊を勧請奉斎したのを鎮座としています。 「雌杉」には主幹に女性の乳状のこぶがあって、母乳の少ない産婦から「もらい乳のこぶ」として信仰されていたといいます。「雌杉」は大きな空洞があり覆いの板が巡らされています。かなり痛みが著しいのですが、枝には葉がいっぱい茂っており、まだまだ大丈夫そうです。 「雄杉」は根元の痛みはあまりないようですが、社殿の邪魔になったのか大きな支幹が切られており、こっちも大分痛んできているようです。できるだけ長生きしてほしいものです。 近くには「県神社のスギ」、さらに10mを超す大スギとして「禅昌寺の大スギ」があります。 (HP管理者) |
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No.1888 | ||