(長野県辰野町) | ●更新:2021年1月(20) |
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●小野枝垂栗自生地の案内板。 説明板では最大樹で幹周約4m。 | |
●この白骨化したシダレグリが最大樹のようです。 | |
●約800本のシダレグリが自生しているそうです。 | |
●枝の曲がり具合が尋常ではありません。 | |
●枝垂れていると言うよりも、枝が変な方向に急に曲がっている栗の木という方が適切かと。 | |
●シダレグリの実は小さいので実用性は余りありません。 | |
● | 名称 : 小野のシダレグリ | |
● | 所在地 : 長野県上伊那郡辰野町小野5983-1 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2020/10/28 | |
● | 指定 : 国指定天然記念物 (T9年7月17日指定) | |
● | アクセス : 【車】中央道・伊那北ICから国道153号を北に9.9km、「しだれ栗森林公園」の看板の交差点を右折、60mで左折し4.1km。駐車場あり。 | |
● | 今回の諏訪地方訪問で、諏訪大社に次いで楽しみにしていたのがこの「小野のシダレグリ」です。シダレグリは火山活動の影響によってシバグリが突然変異したもので、群生しているのは全国に数カ所だけだと言われています。 江戸時代からこのシダレグリは知られており、奇怪な樹形を天狗の仕業によるものと考え、このクリの木々を天狗のクリ、付近一帯を天狗の森といって怖がってだれも近づかなかったそうで、それでこの純林が残ったと言われています。 シダレグリの自生地では、ここ小野が国内最大規模で大木も多数存在します。 他の主な自生地には、上三坂(福島県いわき市)、相吉(長野県塩尻市)、竹原(岐阜県下呂市宮地)などがあります。 この独特の樹形は、現地解説板によれば、 「しだれ」と「頂芽が数年で枯れた後に側芽が成長する」、という性質を併せ持ったためにつくられたもので、いわば盆栽の仕立てをシダレグリ自らが行っているようなもの。 とあります。 すなわち、シダレグリの枝は成長して枝分かれすると、まっすぐ伸びている枝が数年で枯れ、分かれたほうの枝が育つ、という変わった性質を持っているんだそうです。それで枝が鋭く曲がっているんですね。 シダレグリ自生地付近は、塩嶺王城県立自然公園として県立自然公園に指定され、周囲にはキャンプ場等が併設されています。 (HP管理者) |
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No.2200 | ||