河口浅間神社の七本杉  (山梨県富士河口湖町 ) 更新:2010年9月(9)
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河口浅間神社の七本杉(1)
河口浅間神社の社殿前の大杉。現地説明板では、1番目は幹周/6. 85m、樹高/46m、樹齢/1200年といわれている。
河口浅間神社の七本杉(2)(3)(4)
1番の南側にある三本の大杉。杉と杉の間に1番の大杉と拝殿が見えます。幹周などは下に一覧表にしました。
河口浅間神社の七本杉(二柱の杉)
上写真の三本の杉から東に行くと「二柱の杉」があります。右側が5番で幹周/8. 65m、左が6番で幹周/7. 30m。
河口浅間神社の七本杉(7)
最も奥にある杉で、7番目。幹周/8. 10m、樹高/43.0m、しかしこの根の張りはすごい、根回りが30. 0mもある。
河口浅間神社の七本杉(八)
7番目の杉の根っ子部分。スカート状に広がった根が特徴です。どうしてこんな根っ子になったのか。
河口浅間神社の七本杉(二、三、四)
境内の説明板のデータ
番号 根回り
幹周
幹周
(地上1.5m)
樹高
(一) 13. 30m 6. 85m 46.0m
(二) 9. 65m 7. 10m 46.0m
(三) 12. 48m 6. 82m 46.5m
(四) 18. 65m 7. 50m 47.0m
(五) 18. 30m 8. 65m 47.5m
(六) 15. 50m 7. 30m 42.5m
(七) 30. 00m 8. 10m 43.0m


 (左)写真の右から上表の(二)(三)(四)にあたる。 直線状に等間隔並び、幹周・樹高もほぼ同等。神綿(しんめん)、齢鶴(れいかく)、産射(うぶや)の名があります。
河口浅間神社の七本杉(二柱の杉)


(左)二柱の杉(父母と命名されている)は、縁結びの杉とされています。男は右から、女は左から、杉の外側を廻り、奥で廻り合い、二人で杉の間を通り抜けて参拝すると縁が結ばれるといいます。
河口浅間神社の七本杉(一) 河口浅間神社の七本杉(八)
拝殿前の1番目の杉で御爾(みしるし)の名がある。  ●最奥の7番目の杉。天壌(てんじょう)の名がある。
河口浅間神社 河口浅間神社の七本スギ・説明板
河口浅間神社の拝殿。  ●河口浅間神社の七本スギの説明板。
名称 : 河口浅間神社の七本スギ
所在地 : 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2010/8/11 河口浅間神社マップ
指定 : 山梨県指定天然記念物 (S33年6月19日指定)
      富士山世界遺産構成資産 (H25年6月登録)
アクセス : 富士急行・河口湖駅から富士急山梨バスの甲府方面行きに乗り、「大石局前」下車、徒歩3分。 【車】中央自動車道・河口湖I.Cより約6.7km。駐車場は神社前にある福祉センターが利用できます。   
河口浅間神社は、祭神として木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀ります。平安時代初め、六国史の最後にあたる「日本三代実録」によれば、貞観六年(864年)5月、富士山の大噴火がありました。富士山北麓にあった大湖(現在の青木ヶ原樹海)が埋没するという大噴火であったそうです。住民は甚大な損害を被り、このことを甲斐国司が朝廷に奏上し、翌年勅命により富士山の神・浅間明神を此の地にお祀りしたのが河口浅間神社の創始であります。
 これまでにも二度にわたりこの七本杉を見にきましたが、早春の大雪と夏の大雨で全く写真も撮れない状況にうんざりしたものです。今回3回目の訪問も台風の余波で雲が多く、霧などで写真の撮影ができるかどうか心配しましたが、なんとか雲の晴れ間をぬっての撮影になりました。
 このように狭い地域に7本もの巨木が立ち並ぶ光景は、巨樹ファンならずとも立ち去りがたい気持ちにさせてくれます。また鳥居から随神門までの参道にも町の天然記念物に指定された杉並木があり、次回紹介することにします。三度目の正直でやっと撮影ができました。
(HP管理者)

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(宝永のスギ) (河口浅間神社参道の杉並木)
     
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No.392