(石川県金沢市) | ●更新:2013年6月(10) |
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●環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/3. 9m、樹高10m。樹齢は200年余とされます。 |
●40数本の根が力強く2mせり上がっています。 |
●兼六園の見所の一つとして有名です。兼六園には松が多くありますが、この松が最も有名です。 |
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●【唐崎松(からさきのまつ)】13代藩主・前田斉泰が琵琶湖の松の名所・唐崎から種子を取り寄せて育てたといいます。 |
●【桂坂口のカツラ】 残ったカツラの木の親木の原型から往時の巨大さが偲ばれます。このあたりはかってのカツラの巨木にちなんで「桂坂」と名付けられています。 |
●【徽軫灯籠(ことじとうろう)】霞ヶ池の北岸に配された兼六園を代表する景観です。 徽軫灯籠は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。 |
● | 名称 : 兼六園の根上の松 | |
● | 所在地 : 石川県金沢市兼六町1-6 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2013/4/27 | |
● | 指定 : 国特別名勝 (T11年3月8日名勝指定、 S60年3月20日特別名勝指定) |
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● | アクセス : JR北陸本線・金沢駅東口より広坂バス停(石浦神社前)下車、徒歩2分。 | |
● | 江戸時代初期の延宝4年(1676年)、加賀藩5代藩主・前田綱紀(つなのり)が、作事所を城内へ移して、蓮池御亭を建て、その周りを庭園化したのが兼六園の始まりとされます。その後12代藩主・斉広(なりなが)が竹沢御殿と共に庭園に辰巳用水を取り入れて曲水を作り、奥州・白河藩主・松平定信に庭園の命名を依頼しました。 松平定信は中国・宋時代の詩人・李格非(りかくひ)の書いた「洛陽名園記」という書物を参考にし、「宏大(こうだい)・幽邃(ゆうすい)・人力(じんりょく)・蒼古(そうこ)・水泉(すいせん)・眺望(ちょうぼう)」を兼ね備えることから「兼六園」と命名したそうです。 廃藩置県後、明治7年に園は一般開放されています。現在は国の特別名勝で、周辺の文化遺産を含めて世界遺産登録を目指しているそうです。詳細は兼六園のホームページを参照して下さい。 「根上の松」は園の中央、兼六園菊桜のすぐそばにある黒松で、13代藩主・斉泰が若松を自ら植えたといわれており、土を盛り上げて若松を植え、成長にともなって土を取り除き、人の手により今の形につくり上げたものです。40数本の根が地上2mまでせりあがることから「根上の松」と呼ばれ、兼六園の名所として有名です。 宏大な庭園ですから隅々まで見学するとなると少なくとも1時間半はかかります。まして樹木や花の写真撮影をするとさらに時間がかかります。もっと早く入園すればよかったと今になって悔やんでいます。 (HP管理者) |
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No.633 | ||