(東京都江戸川区 ) 更新:2010年8月(2)
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善養寺の影向の松
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4.85m、樹高/7m、樹齢/推定600年。
善養寺の影向の松
枝の長さは東西30m、南北28mをはかり、繁茂面積では日本一を競います。
善養寺の影向の松
「影向の松」はクロマツで、広い境内全域を覆います。
善養寺の影向の松
影向の松の根元にあるのは「影向の石」。仏像泥棒の足が張り付いた伝説が残ります。
善養寺本堂 説明
善養寺の本堂  天然記念物「影向の松」の説明板
名称 : 善養寺の影向の松 種類 : クロマツ
所在地 : 東京都江戸川区東小岩2-24-2 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2010/7/21 善養寺マップ
指定 : 東京都指定天然記念物 (T15年4月指定)
      国指定天然記念物 (H23年9月21日指定)
      新日本名木100選
アクセス :JR総武線・小岩駅から葛西・瑞江方面行き京成バスで「江戸川病院」下車すぐ。
「影向(ようごう)の松」は、香川県さぬき市にあった「岡野マツ」とともに「日本一の名松」とされていましたが、岡野マツが1992年に枯死した今では全国一の名松とされています。
 「影向の松」がある善養寺(ぜんようじ)は江戸川の堤防下にあり、真言宗豊山派(ぶざんは)の寺院で、室町時代の大永七年(1527年)に山城国醍醐山の頼澄法印が霊夢のお告げによりこの小岩の地を訪れ堂宇を建立したのがはじまりと伝えられています。しかし永正六年(1509年)にこの寺の記事があることから寺の草創はもう少しさかのぼりそうです。
 影向の松は地上2mの高さから力強く太い枝を四方八方に伸ばしており、その繁茂面積は800平方メートルにも及びます。樹齢600年ともいわれ、枝の広がりの大きさと美しさは全国屈指のもの。延享二年(1745年)に書かれた「星住山星精舎利記」には、当時すでに境内七尋五丈の老松であったことが記されています。
 この影向の松と並んで仁王門の左手には、かってはもう1本の名松「星降り松」がありましたが、残念ながら昭和15年に枯れてしまいました。ちなみに「影向」とは、神仏が一時この世に姿を現すことをいい、影向の松とは神が憑依(ひょうい)した松のことで、能の舞台などの背景にある松の絵は、影向の松を表したものです。
 大きなマツはどんどん枯れて少なくなっていますので、保護には十分気をつけていただきたいものです。均整のとれた枝振りにより日本屈指の樹形を示すことから、2011年9月21日に国の天然記念物に新指定されました。
(HP管理者)

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