延命院のシイ  (東京都荒川区 ) 更新:2010年8月(4)
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延命院のシイ
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/5. 40m、樹高/15m、樹齢/推定600年。
延命院のシイ
延命院の入口を入ったすぐ右側に大椎があります。老木で多くの支えが必要なようです。
延命院のシイ
シイの主幹右部分が大きくえぐられています。2002年5月に大枝が折れたために出来たもの。
延命院のシイ
延命院本堂 延命院本堂
延命院のシイ説明板 延命院のシイの説明板
名称 : 延命院のシイ
所在地 : 東京都荒川区西日暮里3-10-1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 20010/7/15 延命院マップ
指定 : 東京都指定天然記念物 (S5年5月指定)
アクセス : JR山手線・日暮里駅から東に徒歩3分。
延命院は日蓮宗の寺院で、開基は江戸幕府四代将軍徳川家綱の乳母三沢局(みさわのつぼね)。家綱誕生の際に祈祷をした日長が、身延山の七面大明神を勧請し、1648年別当寺として延命院を開創したことに始まります。大奥を巻き込んだ事件「延命院事件」の舞台としても有名です。
 大シイは隣家との塀際に立っているため、東には伸びられずアンバランスな形をしています。更に、2002年5月には主幹基部の腐朽により大枝が折れたため大きな空洞が開いており、これからの生育が危ぶまれます。
 説明板によれば、「延命院のシイは、天保七年(1836)開板の『江戸名所図会』巻五の『日暮里惣図』に、現在地と思われる位置に本樹の全容が描かれていて、当時から地域の人々に親しまれた老樹であることが窺われます。かつては幹周り 5.5m(平成9年調べ)の巨樹でしたが、2002年5月に幹内部の腐朽が原因で南側の大枝が崩落し、安全のため現在の樹形に保っている。」とあります。
(HP管理者)

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