(徳島県三好市) | ●更新:2020年11月(16) |
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●環境省巨樹巨木林DBでは、幹周/10. 00m、樹高/30m。説明板では樹齢800年余。 | |
●宮誠而氏の著作「巨木学」では、幹周/11. 73m、樹高/30mとあります。 | |
●鉾杉は神社本殿背後の傾斜地に立っています。どっしりとした根元が素晴らしいですね。 | |
●確かに鉾のように枝が伸びていますね。下から見ると大迫力です。 | |
●自然のまま自由に生きてきたスギの巨樹です。 | |
●山側から写した写真です。 | |
●鉾の杉説明板。幹周約11mとあります。 |
● | 名称 : 鉾杉 | |
● | 所在地 : 徳島県三好市東祖谷大枝45 | ○地図リンク提供:マピオン |
● | 撮影日 : 2020/10/13 | |
● | 指定 : 指定なし | |
● | アクセス : 【車】池田町方面から国道32号を進み、大歩危駅前を左折し県道45号→32号を20.4km、左折し1km、「武家屋敷」の表示がある交差点を左折し4.3km。 | |
● | 鉾杉のある鉾神社は、標高約850mの山腹の南斜面に開ける大枝地区にあります。祖谷川沿いの谷底を走る道から「武家屋敷」の標識に従いゆっくりと約20分ほど登ります。その武家屋敷の手前に大枝鉾神社がありました。 鉾神社には鉾杉以外にもう1本大杉がありますので、別のページで紹介しています。元暦2年(1185年)の屋島の合戦で敗れた平国盛(たいらのくにもり)がこの地に逃れて、安徳天皇が所持していた鉾を奉納し、鉾神社を祀るのに際して植えられたという伝説があり、別名「国盛杉」とも呼ばれています。 平国盛は、平氏の猛将、平経教(たいらののりつね)のことで、平清盛の甥にあたります。平氏の中でも弓の名手と言われていました。「平家物語」の中では壇ノ浦の合戦で源氏の兵を二人道連れに海へ沈んだと言われています。 祖谷平家伝説では、壇ノ浦で亡くなったといわれる安徳天皇も平経教も、実は影武者で、屋島の戦いで敗れた後、平教経の一行は、ひそかに幼い安徳天皇をお守りしながら、この祖谷の地にやって来ました。そして、山深い祖谷の地で、平氏再興の望みをつないでいたといわれています。逃げてきた祖谷では、追っ手から身を隠すために平経教は初名である「平国盛」を名乗っていたといいます。 鉾杉は神社本殿背後のかなりの傾斜地にあり、広く柵で囲まれています。根元から2mほどは苔で被われており、古色蒼然という言葉にぴったりです。下から鉾杉を見上げると枝振りも鉾を思わせるものがあります。 (HP管理者) |
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No.2146 | ||