(岡山市南区) 更新:2018年11月(13)
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鬼子母神のエンジュ
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4. 45m、樹高/7m。説明板では、樹齢約600年。
鬼子母神のエンジュ
エンジュは「松寿寺」境内にありますが、鬼子母神といった方がとおりがいいかも。
鬼子母神のエンジュ
エンジュの根元部分ですが、地上すぐに二つの主幹に分かれており、かなり腐朽が進んでます。
鬼子母神のエンジュ
すでに枯れてしまった枝もあります。
鬼子母神のエンジュ説明板
「鬼子母神えんじゅ(槐)」の説明板。
名称 : 鬼子母神のエンジュ
所在地 : 岡山県岡山市南区浜野1-7-25 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/10/3 松寿寺マップ
指定 : 岡山市指定天然記念物 (S40年7月30日指定)
アクセス : 【車】山陽道・岡山ICから国道53号を4.7km、「大和町」を右折し南に4.9km、「十日市中町」を左折し1.3km。駐車は近くの量販店に。
松寿寺は、岡山市内旭川の右岸堤防沿いにある日蓮宗本興寺派の名刹です。南北朝時代の興国2年(1341年)に、この地で討ち死にした南朝方の武将多田頼定の霊を弔うため、その嫡子能勢太郎頼仲の発願により創建された法華宗の寺院で、大覚大僧正を開祖とします。本堂、宮殿、鬼子母神堂などの建物が整然と並んでおり、宇喜多氏の保護を得て繁栄ししました。
 「鬼子母神のエンジュ(槐)」は本堂前にあり、いまは幹が二つに分かれ空洞が生じていますが、このエンジュには鬼子母神伝説が伝えられています。
 寺伝によると、延享元年(1744年)、かって住職の夢に現れた鬼子母神が、エンジュの空洞から光明を放って鬼子母神像として現れたことから、訪れる人にご利益(子ども)を授けるといいます。
 エンジュはマメ亜科エンジュ属の落葉高木。環境省巨樹巨木林DBには全国でも29本が報告されているだけで、巨樹は珍しいようです。中国が原産地で、古い時代に日本にもたらされました。
(HP管理者)

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岡山県  エンジュ   新日本名木100選
No.1738