(石川県羽咋市) 更新:2018年6月(4)
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気多の白菊桜
気多の白菊桜(ケタノシロキクザクラ)は、羽咋市の気多大社の神門左横にあります。(拡大
気多の白菊桜
花径は3センチくらいの中輪で、花の色は白。開花後日がたつと紅色を帯びてきます。(拡大
気多の白菊桜
珍しいヤマザクラ系の菊桜で、花弁は50~200枚あります。
気多の白菊桜
神門が工事中で写しにくかった。
気多の白菊桜
真っ白な花はなかなかありません。
気多の白菊桜
ケタノシロキクザクラ 説明板
少し退色して読みにくくなってますが、説明板です。
気多大社社殿
気多大社拝殿。
気多の白菊桜 気多大社のタブノキ
白菊桜の後の神門は工事中。 「入らずの森」とタブノキ(枯損)。
名称 : 気多の白菊桜
所在地 : 石川県羽咋市寺家町ク1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/4/21 気多大社マップ
指定 : ケタノシロキクザクラ 石川県指定天然記念物 (S43年8月6日指定)
      気多神社社叢 国指定天然記念物 (S42年5月2日指定)
アクセス : 【車】のと里山海道・柳田ICから北に200m、「猫の目」を左折し国道249号を1.3km、「気多大社前」を右折し150m。駐車場あり。
気多白菊桜は、気多大社神門左横の石垣の上にあり、県天然記念物指定名称ではカタカナの「ケタノシロキクザクラ」です。ヤマザクラ系で菊咲きするという、とても珍しい品種です。なかなか真っ白な花は見つかりませんが、それでもようやく見つけました。真っ白の菊桜はきれいですね。
 花は白色の一段咲きで、稀に二段咲きするそうです。白色八重咲きで、花弁数は50~160枚、花径は2.3~3.0cmあり、4月下旬から5月上旬に開花します。現在の白菊桜の幹径は15~25cmですが、原木は数十年前に枯死しており、現在のものはその幹から生じたもので5幹に分岐しています。
 気多大社が文献に最初に登場するのは何と「万葉集」。大伴家持が能登を巡行したときに「之乎路(しをぢ)から直超え(ただこえ)来れば羽咋(はくい)の海 朝凪ぎ(あさなぎ)したり船楫(かぢ)もがも」と詠んだ歌が収められています。加賀藩が保護した社叢には奥宮があり、「入らずの森」として聖域となっています。本殿には大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命)を祀ります。
 「入らずの森」の前にはタブノキの巨木がありましたが、残念ながら枯れていました。
(HP管理者)

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